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アンコウ雑談 その1

冬に食べたい美味しい食事の一つに“アンコウ鍋”は外せませんね。
「西日本のフグ料理、東日本のアンコウ料理」といわれており、東日本では古くからメジャーな冬の鍋料理の座に君臨しています。
アンコウを食されるようになったのは元禄時代からのことであり、1697年(平禄10年)人見必大によって刊行された「本朝食鑑」ではアンコウを食べることについて書かれています。
ぶつ切りにしたアンコウの肉や皮、内臓を一緒くたにして鍋に入れ、濃い味わいの味噌でじっくり煮込むのが好きなんです。
こたつに入って鍋をつつくとき、窓の外に拡がる雪景色を眺めつつ日本酒を啜る…ああ、いいなぁ。

アンコウは水深500メートルほどの深海に生息している魚で、日本周辺では北海道南岸から太平洋南部、インド洋などに生息している“アンコウ(クツアンコウ)”、北海道から南日本、朝鮮半島にかけて太平洋北西部に生息する“キアンコウ(ホンアンコウ)”の二種があります。
面白いことに、一般的に“アンコウ”と呼ばれているアンコウはクツアンコウの方ではなくキアンコウの方なのです。

クツアンコウとキアンコウは見た目が非常によく似ていますが、口を開けてみるとクツアンコウは黒地に黄白色の水玉模様がある特徴があります。
またクツアンコウは体長40センチと比較的小柄なものですが、キアンコウはメスが1~1.5メートル、オスは50㎝と大きく、食用にするとこちらの方が美味しいのです。

アンコウは体がブヨブヨして柔らかくて平たく、しかも頭がとても大きいので自分の力であまり泳ぐことができません。
そのため普段は海の底にじっとして生活していますが、肉食性の動物のため口が大きく歯が発達しています。
そして生活する環境に適した胸びれや腹びれを持っており、人間の手足のような形をしているので泳ぐことが苦手でも、海底を這うように移動することができるのです。

アンコウは動物性プランクトンや小魚など食べて生きていますが、種によってはカニやエビなどの甲殻類、貝類、ウニ、スルメイカ、カレイ、ときには小さなサメまでも食べているものもあるのです。
基本的には深海の海底で生活するアンコウですが、時折水面に出て海鳥を襲うこともあり、胃の中からカモメ、ウミガラス、ペンギンが出てきたという話もあります。
画像出典元:http://www.geocities.jp/mj96fw/car12.htm

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アンコウ雑談 その2

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