IoTを活用したスマート漁業の実験(IoTって何!?編)

最近耳にするIoTという言葉ですが、ご存知ですか?
ちなみに私は最近まで知りませんでした…。
IoTすなわち、Internet of Thingsとはセンサーやデバイスといった「媒体」を介して、インターネットを経由してクラウドやサーバーに接続され、情報を交換して相互に制御をする仕組みのことをいいます。

よく「モノのインターネット」という言葉でIoTが紹介されていますが、この「モノ」って何のことでしょう。
我々が普段ネットに繋がるときはパソコンやスマホなど必ず「媒体」を経由していますが、検索や買い物、決済などネットでしたい行動は「ヒト」自身の認知によるものですね。

IoTに於いて、「媒体」とはスマートフォンやタブレットをはじめ様々なウェアラブル端末のことをいい、これらの媒体は検知した今置かれている状況(温度や湿度、加速度、振動、位置など)のデータをインターネットに接続してサーバーやクラウドに送ります。
そして受けた方では映像や音声、写真などの形や数値化されたデータに変換されて情報を伝達をしたり、場合によっては人工知能を利用して状況の判断・処置をします。
自然現象やヒト、動物の行動、機械やモノの作動状況など膨大な現象を、「媒体」がセンサーとなって得た情報がインターネットを通じてサーバーやクラウドに接続されて、情報を交換・判断・処置することができるのです。

過去よりセンサーを通じたデータ収集は行われておりましたが、2010年以降はクラウド技術が格段に進化して、巨大なサーバーやデーターストレージなど自前で用意する必要がなくなりました。
また媒体からクラウドの通信手段もwi-fiなど無線LAN、つまりナローバンドで事が足りるので専用回線を敷く必要がないのです。
事業開始にあたり大きな初期費用を掛けることなく、廉価で且つ手軽にデータ収集が可能になりましたが、何よりも様々な電子部品の高性能化により人工知能の技術も格段に向上しており、その人工知能は入手したデータを自分自身で解析して状況に適した行動を自律的に取ることができるのです。

センサーが気温の変化を感じ取って、送られてきた気温データを元に空調の自動設定をするシステム、扉の開閉や床の振動を検知して警備員に指示を出すセキュリティシステムなど様々な“遠隔”システムが世の中にありますが、このIoTは更にコンピュータの自立が進んだシステムで、センサーとなる媒体から得た情報を結果に応じてアクチュエート、つまり問題解決までのプロセスを人工知能が導き出すことが出来るのです。

一昔前まではSF夢物語だったことが現実的になりつつありますね…っと、今回は魚の話がなかった気がする。
次回、しっかりとIoTと漁業についてお話ししますね。

画像出典元:http://entermeus.com/20906/

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