魚にも手術を!

どんな動物だってペットになった日から家族の一員になります。
いつか寿命を全うして天に還る日まで、愛情を注いでゆきたいものです。

さてペットを飼っていると人間同様、病気や怪我で病院に連れてゆき機会がありますが、海外ではなんと飼育している魚を病院に連れて行くこともありまして。
勿論、病院の獣医さんにしてみればどんな動物だって患者です。
さてどんな魚さんが病院にやってきたのでしょうか…。

1・金魚の便秘手術
イギリスのとある動物病院に金魚の飼い主がやってきました。
非常に危険な状態の便秘状態で、一刻も早い外科的手術が必要な状態です。
手術費が214ポンド(日本円で3万円程)掛かるとのことに飼い主は悩みましたが、ここは可愛い我が金魚のため、その費用に同意しました。

手術内容は金魚に全身麻酔を施し、腸内と尾鰭の一部にあった便の詰まりを解消させました。
この手術を担当した獣医は過去に鯉の便秘解消手術の経験がありましたが、今回の手術にあたって一番気を使ったのはより小さな金魚の全身麻酔だったといいます。

2・イエローテール・ロックフィッシュの義眼手術
2014年、カナダ・バンクーバー水族館で飼育しているイエローテール・ロックフィッシュは片目しかなく、いつもいじめられていました。
どうやら他の魚に「片目しかなく、片方からの攻撃に弱いもの」として認識されていたようです。

それを見かねた水族館のスタッフは義眼を取り付けることで他の魚を騙すことができないかと考えます。
当水族館のマーティン・ハウレナ獣医はシアトル水族館のレサナ・ラーナー獣医と協力の元、黄色い義眼を取り付けたとのことでした。

この手術の様子はYouTubeで見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=og70cLV04uo

3・金魚の腫瘍摘出手術
2014年、オーストラリア・メルボルンの動物病院に勤務するトリスタン・リッチ獣医は10歳になるジョーイという名前の金魚の脳腫瘍摘出手術を行いました。
全身麻酔を施し、脳腫瘍を摘出したあと傷口を4針縫い、手術用の接着剤で完全に塞いだとのことでした。
手術が終わると高濃度酸素水を張ったバケツに移され、体に負担なく全身麻酔から覚めるようにしました。
そして術後は抗生物質と痛み止めが処方され、後にジョーイは元気に飼い主の元に帰ったそうです。

ちなみにリッチ獣医は2016年にも再び金魚の脳腫瘍摘出手術を行ったそうです。
今度は9歳になるバブルスという金魚で、このときもジョーイと同じ方法で手術が行われ、無事に脳腫瘍が摘出されました。

画像出典元:http://purupiri39.net/432.html

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