ロブスターは不老不死!?


のっけからお聞きしたいのですが、レッドロブスターのCMで掛かっていた軽快な音楽を覚えていますか?
正解は1939年にグレン・ミラー楽団が演奏してヒットになった、ジョー・ガーランド作曲の「IN THE MOOD」という曲です。
覚えている方は確実に30代以上とお見受けしますが、いかがでしょう。
子供の頃、特別な日によそ行きを着てレッドロブスターに行った記憶があります。
そして今悔やまれることは、当時はロブスターに興味がなかったことですなぁ…。
なかなか日常の暮らしの中では食べる機会が少ないロブスターです。
タラバガニの様な食感でイセエビよりも弾力性に富んだ身は、非常に濃厚な旨味に富んでいます。
また鮮やかなサンゴ礁の様な色合いの卵巣は「コライユ」または「コーラル」と呼ばれており、とてもいい旨さがあるので料理人は産卵前のメスを重宝します。
中腸線は「味噌」と呼ばれており、カニ味噌の様な深い旨みとほろ苦さが楽しめます。
西洋では高級食材として扱われており、「オマール」、「オマールエビ」、「オマールロブスター」などと呼ばれております。
大きな鋏がロブスターの特徴ですが、よくよく見てみるとザリガニに似ていますね。
そうなのです。ロブスターと言われるエビはザリガニ下目に属しています。
そして「ウミザリガニ」と呼ばれることがあるのです。
そんなロブスターですが長寿な生き物として知られており、100年以上も生きている個体も存在します。
2009年にアメリカ・ニューヨークのレストラン「City Crab & Seafood」のオーナー、キース・バレンティ氏は体重9キロのロブスターを入手しましたが、食材として使わずに海へ還されました。
このロブスターは、およそ140歳と推定されています。
ロブスターは一生の間に何度も脱皮をしますが、その際に殻のみならず内臓も新しいものに入れ替わると言われております。
退化という概念がないため、理論だけで考えればロブスターは脱皮をし続けている限りは寿命というものが存在しないことになり、外的要因がない限りはずっと生き続けることになります。
そう考えると100年以上も生き続けている個体があることも納得ですね。
ちなみにロブスターが最も命を落とす状況は脱皮時であるとされています。
脱皮を繰り返すごとに殻が硬くなるので、脱ぎ切れずに命が尽きてしまうことがあるのです。
また脱皮時に捕食されてしまうことも多いのだそうです。
Youtubeなどの動画サイトで様々なエビの脱皮シーンを見ることができますので、興味がある方は是非に。
画像出典元:http://nanadeli.exblog.jp/21413138/

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