むつ市でマダラ豊漁に沸く


冬が旬のマダラ。白身は柔らかく脂肪の少ない魚ですね。冬は鍋料理によく使います。ソテーやムニエル、フライもいいですね。棒ダラもいろんな料理に利用できます。
また白子はこってりした味で大変人気があります。マダラはメスよりオスの方が高値で流通しています。やはり白子の方が好まれるのでしょうね。
■こんなおいしいマダラ好きにうれしいニュースです。
むつ市の脇野沢漁港では今期のマダラの漁獲量が400トンを超える豊漁だといわれます。
24年ぶりの豊漁に地元の漁師は大変な喜びようです。
しかし将来の資源の枯渇を危ぶむ声も上がっており、県外の漁業者も協力してマダラの漁獲量の管理が必要になると話し合っています。
去年(2015年)も多かったが今年はさらに豊漁のようです。「体はきついが嬉しいです」と漁師さんは顔をほころばせていました。
漁港には脇野沢漁協組合の職員や漁師が総出で、船から水揚げされたマダラの重量を測っては箱詰めし、出荷準備を進めていました。
脇野沢漁港ではマダラの水揚量が1989年度の1305トンをピークに減少し、2000年代中ごろにはわずか10トンという時もあったようです。
しかし昨年度は久々に199トンの漁獲があり、今年度は1月26日現在で425トンと24年ぶりに400トンを超えました。
マダラの漁期は2月下旬までで、この調子だと500トンを超えるかもしれないと期待を込めていました。数が多く出回れば脇野沢のタラというイメージの定着につながると歓迎しています。
■何故マダラの漁獲量が増えたのでしょう。
それは2011年生まれのマダラのおかげということでした。
春先に陸奥湾内で孵化したマダラが北海道や太平洋沿岸を回遊し、約4年かけて成長し、産卵するのです。
昨年沢山のマダラが漁獲できたということは、11年生まれのマダラが4歳魚になり、漁獲されたためとみています。今年は5歳魚が漁獲されているのです。
北海道大学水産科学研究院の調査では、2011年には少ない年に比べると100倍の4億6000万匹の稚魚が確認されているのです。今年漁獲が5歳魚であることでこの見方を裏付けています。
なぜ11年に多く孵化したのでしょう。
県産業技術センター水産総合研究所の観測によると、11年の陸奥湾の海水温は平年より低くなっていたようで、エサとなる動物性プランクトンが増えたことで、稚魚も多くなったと分析しています。
脇野沢漁協ではマダラの放流の仕方を工夫するなどして、漁獲量の安定に力を入れたいと話しています。漁獲量の上限を設定し、資源管理を行っていくようです。
(出典元 YOMIURI ONLINE 2016年1月31日)
画像出典元:http://www.de-comi.com/bossblog/?p=17528

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